メルセデスF1のパートナー、アコーディスがリアルタイム多言語翻訳を導入 50以上の言語に対応
メルセデスF1チームのパートナーであるアコーディス(Akkodis)が、多言語AIソリューションを導入した。2026年10月13日に発表した。ガレージ内の観戦エリアを訪れるゲスト向けに、チーム無線やレース実況をリアルタイムで翻訳する。
対応言語は現時点で50以上。ゲストは希望する言語で、チーム無線、実況、イベント情報などを受け取れる。初導入は9月4~6日のイタリアGPだった。
導入の背景と技術
F1の情報は英語で伝えられることが多い。英語を話さない人は、無線や専門用語、コース上の状況を把握しにくい。
この課題に対応するため、アコーディスは音声処理をサーキット内のローカル環境で行う仕組みを開発した。同社はスイスに本社を置くデジタル技術のコンサルティング企業だ。
基盤は同社のモジュール型AI「AI-Core」。専用の音声認識モデルが遅延50ミリ秒未満で会話を文字化し、F1特有の用語やドライバー名、チーム関係者名を認識する。翻訳は専用言語モデルが担い、複数言語へ同時に変換する。
専用ハードウェアは消費電力600W未満を目標とし、4,000TOPS超のAI処理性能を持つとされる。高温で通気の悪いガレージ内での安定稼働が課題だった。
関係者のコメント
アコーディスのCEO、ジョー・デベッカーは、速さと精度が求められるF1でAIの価値が発揮されると述べた。海外ゲストにとって利用しやすい体験につながると語った。
メルセデスF1のチーフ・マーケティング・オペレーション・オフィサー、ヴィクトリア・ジョンソンは、ゲストに最高の体験を提供する一環として先端技術を導入したと説明した。ゲストの反響を歓迎した。
詳しくは元記事をご確認ください。
出典:autosport web 2026-10-14 メルセデス、パートナーのアコーディスがリアルタイム多言語翻訳を導入 チーム無線など50以上の言語に対応