ハミルトン、メキシコGPの追い抜き難をPU規則のせいと批判 クリッピング是正をFIAに要望
2026年F1第19戦メキシコシティGPの決勝で2位に入ったルイス・ハミルトン(フェラーリ)が、現行のパワーユニット(PU)規則が追い抜きを妨げたと批判し、国際自動車連盟(FIA)に対応を求めた。RaceFansによると、ハミルトンは終盤にレース首位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)を追ったが、直線での出力低下「クリッピング」に阻まれたという。
クリッピングとは、エネルギー配分の制約で直線の終盤に電気的な出力が落ち、加速が頭打ちになる現象を指す。ハミルトンはこの規則を「ばかげている」と評し、「エンジンはもっと速く走れるはずだ(The engine can go faster)」と訴えた。レースはフェルスタッペンが制し、ハミルトンは0.799秒差の2位だった。
無線に残った「どう抜けばいいのか」
PlanetF1によると、放送されなかった無線も公開された。レースエンジニアのカルロ・サンティがオーバーテイクモードとブーストが使えると伝えたのに対し、ハミルトンは、レッドブルのエンジンをどう抜けばいいのかという趣旨で返していた。レースは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)への5秒加算ペナルティや赤旗中断を挟む展開だったが、最終的にフェルスタッペンが逃げ切った形だ。
レース後のクールダウンルームでは、ハミルトンがレッドブルの直線での強さを冗談めかして指摘した。これに対しフェルスタッペンは、ハミルトンのコーナリングに対抗するために必要だったと返したという。
高地とコース形状も論点に
ハミルトンは、規則だけでなく、メキシコ特有の条件にも言及した。標高が高く空気が薄いため低ダウンフォースで走ることになり、前走車に近づきにくい点だ。さらに、ターン1へ向かう最終コーナーの形状を変えることも、FIAに提案している。
RaceFansによると、大会前から他のドライバーの間でも、エネルギー制限によって追い抜きが難しくなるとの予想があった。一方、F1のステファノ・ドメニカリCEOはPUへの批判を退け、ファンはクリッピングを「理解していない」と述べたとされる。ドライバーと運営側の認識の隔たりが際立つ形となった。
この週末は、ハミルトンが決勝で2位まで迫りながら、0.799秒の差を最後まで詰め切れなかった。規則の見直しをめぐるFIAの対応と、次戦以降の追い抜きの状況が焦点となる。
詳しくは元記事をご確認ください。
出典:RaceFans(英国・英語) 2026-11-03 Silly power unit rules prevent passing, says Hamilton: The engine can go faster
出典:PlanetF1(英国・英語) 2026-11-03 Lewis Hamilton FIA Max Verstappen Mexican Grand Prix 2026 footage
※翻訳は生成AIを利用したため、意図が違う場合もあります。