ハース、サンパウロGPのベアマンの僚友を未決定 平川亮ら4人が候補に
F1第22戦サンパウロGP(ブラジルGP)の開幕を前に、ハースがオリバー・ベアマンのチームメイトに誰を起用するかの判断を迫られている。AUTOSPORT webによると、候補は平川亮、ジャック・ドゥーハン、ラファエル・カマラ、そしてメキシコシティGPで外されたエステバン・オコンの4人だ。
発端は、メキシコシティGPの週末にハースがオコンの起用を取りやめ、平川を代役に立てたことにある。RaceFansやSky Sportsによると、ハースは「オコンは病気ではない」とだけ説明し、理由は明らかにしていない。オコンは金曜の2回目のフリー走行で、タイヤ選択をめぐりチームと意見が食い違っていたと伝えられ、本人は「見解の違いが話し合いにつながった」とする声明を出した。オコンは2026年限りでのハース離脱がすでに決まっており、2027年はフェラーリ育成のカマラが後任に入る予定だ。
平川はメキシコでF1初入賞
32歳の平川は、トヨタでWEC(世界耐久選手権)の王者に2度輝き、ル・マン24時間も制した経歴を持つ。メキシコシティGPでは決勝を13番手でフィニッシュし、レース後のペナルティ適用で10位に繰り上がって初のポイントを獲得した。ベアマンが戦列を離れ、ハース勢でただ1台走り続けた中での結果だった。
AUTOSPORT webは、この入賞により平川が有力候補になったと伝える。ただし、同じ週末にはWEC最終戦が組まれており、トヨタ8号車でタイトルを争っている。F1を優先して欠場すれば、タイトルを逃した場合に平川だけが王者になれないリスクがあるという。
ドゥーハンとカマラにもそれぞれ事情
同記事によると、リザーブドライバーのドゥーハンは、旧型車で走るテストプログラム(TPC)での働きがチーム内で高く評価されており、F1の経験も平川より豊富だ。一方で、インテルラゴスでのレース経験がなく、コースへの適応に時間がかかる点が課題とされる。
カマラは現在、F2のランキング首位に立つ。ただ、F1に出場すれば最終のカタール戦とアブダビ戦を欠場することになり、タイトルを逃す可能性が高いという。フェラーリの育成ドライバーでもあるため、フェラーリの意向も絡む。フェラーリ代表のフレデリック・バスールは、ハースから連絡はなく、決定はハースの代表に任せると語ったとされる。
オコンについては、ハースの法務チームが処遇を検討しており、双方合意による契約解除が近いと同記事は予想している。復帰の可能性は極めて低いとの見方だ。
ハースの小松礼雄代表は、メキシコシティGPの期間中、Skyの取材に対しオコンが戻る可能性や次戦の人選を明言しなかった。サンパウロGPはカレンダー上、11月6〜8日の開催で、ハースが発表する布陣が焦点となる。
詳しくは元記事をご確認ください。
出典:AUTOSPORT web 2026-11-03 ハース、サンパウロGPでベアマンの僚友を決める必要 平川亮の10位入賞で小松代表の判断は難しく
参考:RaceFans(英国・英語) 2026-10-31 Ocon out, Hirakawa in as Haas make shock Mexican Grand Prix driver change
参考:Sky Sports(英国・英語) 2026-11-01 Esteban Ocon: Haas driver denies 'physical violence' after being dropped by team for Mexico City Grand Prix