ローソン、メキシコシティGP予選で失格 MGU-Kの出力低減規定に抵触、決勝は最後尾から
2026年のF1メキシコシティGPの予選で、リアム・ローソン(レーシングブルズ)が失格処分を受けた。Q2の最速ラップでフィニッシュライン通過直後に電動モーター(MGU-K)の出力を規定どおり下げられなかったとして、スチュワードが技術規則違反を認定した。決勝は最後尾からのスタートとなる。
ローソンは予選8番手のタイムを記録し、金曜のフリー走行2回目(FP2)で起きたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)との接触による1グリッド降格で9番手から決勝に臨む予定だった。チームは違反を自ら申告し「性能上の利点はなかった」と主張したが、スチュワードは過去の判例に基づき失格とした。
何が違反とされたのか
FIAの発表によると、FIA技術代表が、ローソンのQ2最速ラップのコントロールライン通過直後に、MGU-Kの出力が規定の下限を下回ったと指摘した。ドライバーの要求出力とERS-K(運動エネルギー回生システム)のDC出力が、規則で認められるより速く下げられていたという。
スチュワードは、ローソンが通過後すぐにアクセルを緩めなかったため、規定のMGU-K「ステップダウン」(段階的な出力低減)が行われなかったと認定した。The Raceによると、MGU-Kは最大350kWを上乗せできるが、ブーストを終える際は一気に切らず、サーキットごとに毎秒50kWまたは100kWを超えない速度で減らす必要がある。
この件でレーシングブルズの代表者、ローソン本人、FIAのシングルシーター・スポーティングディレクター、技術代表らから聞き取りが行われた。スチュワードは、チームが自ら違反を申告した点に触れつつ、緩和要素があっても判例上は失格になると判断した。
「性能上の利点がなくても免責されない」
チームの主張に対し、スチュワードは次のように退けた。
「技術規則への不適合は、性能上の利点が得られなかったとしても免責されない」
規則は競技会期間中のあらゆる時点で守られなければならないという立場で、利点の有無は判断の分かれ目にならなかった。
The Raceは、背景として今季のパワーユニット規則の抜け道探しを挙げている。同誌によると、メルセデスやレッドブル・フォード・パワートレインズは、この減衰規定を回避する手法を使っていた。非常用のフェイルセーフでMGU-Kを瞬時に0kWにする方法は、その後1分間MGU-Kが使えなくなり、安全面の問題もある。そこで見つかった回避策が、ラップ終盤にあらかじめアクセルを緩め、ドライバーの要求出力を負の値にするやり方だったという。
チームメイトのアービッド・リンドブラッドはラップ終盤で実際にリフトしていたが、ローソンは全開のままだったため違反と判断された、とThe Raceは伝えている。PlanetF1によると、ローソンの2027年のF1残留は未発表で、今回の失格は来季の去就をめぐる状況にも影を落としそうだ。
グリッドへの影響
ローソンの失格で、リンドブラッドは予選8番手に繰り上がり、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)が9番手、ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)が10番手となった。ローソン本人は後方に回るものの、スチュワードは決勝への出走を認めている。
分析すると、今回の裁定は、技術規則の細かな運用が予選結果に直結する2026年規則下の難しさを示している。チームが自己申告しても処分が軽減されなかったことから、今後は各チームが同様の出力制御を事前にどう管理するかが焦点となる。
詳しくは元記事をご確認ください。
出典:formula1.com(国際・英語) 2026-11-01 Liam Lawson disqualified from Mexico City GP Qualifying for technical breach
出典:The Race(英国・英語) 2026-11-01 Lawson at risk of Mexico qualifying DSQ
出典:PlanetF1(英国・英語) 2026-11-01 Liam Lawson FIA disqualified Mexico GP qualifying
参考:Crash.net(英国・英語) 2026-11-01 F1 2026 Mexico Grand Prix: Updated starting grid after Liam Lawson thrown out of qualifying
※翻訳は生成AIを利用したため、意図が違う場合もあります。