メキシコGPのポール争いを分けたアウトラップのタイヤ準備 ハミルトンは温度を適正域に、ラッセルは燃料過多を悔やむ
2026年F1第19戦メキシコシティGPの予選が現地時間10月31日に行われ、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)がフェラーリ移籍後初のポールポジションを獲得した。2番手のジョージ・ラッセル(メルセデス)との差は、わずか0.009秒だった。
The Raceの分析では、勝負を分けたのは空力アップデートではなく、アタック前のアウトラップでのタイヤ準備だった。ラッセル自身が挙げたのは、余分に積んだ燃料が響いた可能性だ。
ハミルトンはストレートで攻め、コーナーで抑えた
The Raceによると、フェラーリのSF-26はタイヤに優しい一方、予選では素早くタイヤを作動温度に上げることが難しい。フロントとリアのタイヤ温度のバランスを取ることも課題とされる。ハミルトンは二度目のアウトラップで、ストレートをより積極的に走り、コーナーでは慎重に進めた。結果としてタイヤを最適な領域に入れてアタックに入れたという。
同誌は、バランスを完璧に保つ作業を「干し草の山から針を探すようなもの」と表現している。同誌によると、41歳のハミルトンは1982年モンツァのマリオ・アンドレッティ(42歳)以来の最年長ポールシッターとなった。
一方、3番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)は、準備はおおむね良好だったものの、最終セクターでリアタイヤが過熱した。本人は自らの出来を厳しく振り返っている。
ラッセルが悔やんだ「余分な1周分の燃料」
formula1.comによると、ラッセルはQ3終盤の好タイムでポールに迫ったが、0.009秒届かなかった。結果には前向きな一方、マシンの安定性には不満が残る。
The Raceによれば、ラッセルは予選前のプランを捨て、すぐに全開でアタックしたことが功を奏した。同時に、余分な1周分の燃料を積んでいた影響は0.009秒より大きいという。自身のラップについては、こう述べた。
「平均的なラップは走らない。ひどいラップか、強いラップのどちらかだ」
Motorsport Weekによると、メルセデスはタイヤを温めるための準備ラップを行う方針で、その分の燃料を1周分余計に積む必要があった。ほかの上位ドライバーは同じ準備ラップをしていなかったというのが、ラッセルの見方だ。自身は1周目から攻められる感触があったが、チームの判断に従った。チームへの不満はなく、2番手の位置には感謝している。
決勝は上位8台が接近する展開に
formula1.comに対し、ラッセルは気温の低下がタイヤのグリップを引き出したと述べた。決勝は上位8台が非常に接近した争いになり、1コーナーまでのスタートが鍵になる見通しだ。今季はチームメイトのキミ・アントネッリとの比較で苦戦が続いており、過去ほど安定して結果を出せていない理由を理解したいという。
0.009秒という差の中で、燃料搭載量とアウトラップの使い方という運用面が結果に直結した。決勝は、1コーナーまでの攻防とタイヤの熱管理が、上位8台の序列を左右する焦点となる。
詳しくは元記事をご確認ください。
出典:Formula1.com(英語) 2026-11-01 Russell details 'the frustration I have' despite securing P2 qualifying result for Mexico City GP
出典:The Race(英語) 2026-11-01 What decided Mexico pole fight before final laps even started
出典:Motorsport Week(英語) 2026-11-01 George Russell reveals crucial Mercedes decision that cost him Mexico F1 pole
参考:The Race(英語) 2026-11-01 Winners and losers from Mexican Grand Prix F1 qualifying 2026
※翻訳は生成AIを利用したため、意図が違う場合もあります。