メキシコGP FP3、ノリスがアントネッリを0.001秒差で抑え最速 ハースは平川亮が出走
2026年F1第19戦メキシコシティGPで、フリー走行3回目(FP3)が現地時間10月31日にエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われた。マクラーレンのランド・ノリスが1分17秒600でトップに立ち、メルセデスのキミ・アントネッリが0.001秒差の2番手、フェラーリのシャルル・ルクレールが0.117秒差の3番手で続いた。
このセッションで日本のファンにとって最大の話題となったのが、ハースのリザーブドライバー、平川亮の出走だ。PlanetF1によると、ハースはエステバン・オコンをこの週末のメンバーから外したと認めており、平川が代役を務める。平川はFP3で32周を走り、19位に入った。
平川亮がオコンの代役に ハースの判断
PlanetF1は、ハースが「オコンは外れた」と確認した一方、理由は明確に説明されていないと伝えている。Autosportも、決定の経緯が十分に示されていないとしている。平川にとっては、FP1に続く走行で、予選と決勝がF1での初出場になる。
平川のベストは1分19秒504で、トップから1.904秒差の19位だった。チームメートのオリバー・ベアマン(15位、1分18秒927)とは0.577秒差だ。一方、クリーンラップの平均は平川が1分19秒703、ベアマンが1分19秒553で、差は0.150秒まで縮まる。限られた走行時間の中で、新しいマシンに慣れながら周回を重ねた様子がうかがえる。
タイヤはデータ上、全てソフトでの走行だった。コース上の路面温度は43.8〜48.8度、気温は22.7〜24.0度で、雨はなかった。
0.001秒で決まったトップ争い
Autosportによると、アントネッリはセクター1で全体ベストを出しながら、最終ラップで自己ベストを更新できなかった。そのうえで、終盤にノリスが逆転し、1000分の1秒差で首位を奪った。PlanetF1は、ノリスが走行中に「リア(のグリップ)がゼロだ」と無線で訴えていたとも伝えている。ベストタイムの裏で、マシンの挙動には課題が残る。
PlanetF1によると、アントネッリは9位以内でフィニッシュすれば、今週末に2026年のドライバーズタイトルを確定できる。FP3の順位が予選・決勝の力関係をそのまま映すわけではないが、トップ2が同タイムで並んだことは、予選のポール争いが接戦になる可能性を示している。
上位の顔ぶれは次のとおりだ。
| 順位 | ドライバー | チーム | ベスト | トップとの差 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1:17.600 | – |
| 2 | キミ・アントネッリ | メルセデス | 1:17.601 | +0.001 |
| 3 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1:17.717 | +0.117 |
| 4 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | 1:17.795 | +0.195 |
| 5 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・レーシング | 1:17.951 | +0.351 |
ロングランではルクレールの平均ペースが最速
データパックのクリーンラップ平均では、ルクレールが1分18秒113で最も速かった。フェルスタッペンが1分18秒515、イサック・アジャール(レッドブル・レーシング)が1分18秒685で続き、ノリスは1分18秒935、アントネッリは1分19秒032、ジョージ・ラッセル(メルセデス)は1分19秒608だった。ルクレールの平均はトップ2より0.8秒前後速いが、周回数や燃料、タイヤの状態が揃っていないため単純には比べられない。フェラーリが決勝を見据えた走行で安定したペースを持つ可能性はあるものの、このデータだけで優位とは言い切れない。
タイヤの使い方では、上位勢の多くがミディアムで序盤の周回を重ねたあと、ソフトに替えて予選シミュレーションに入った。ルクレールもミディアムで最初の10周を走り、その後ソフトで11〜17周目、18〜21周目と走っている。ピアストリやアジャールも同様の流れで、上位が似た組み立てだったことがタイム差の小さい一因とみられる。
なお、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は1分18秒069で6位、ラッセルは1分18秒107で7位、アジャールは1分18秒109で8位だった。同じメルセデスのラッセルは、アントネッリと比べてベストで0.506秒の差がある。
走行機会を失った車両と各チームの課題
PlanetF1によると、アウディのガブリエル・ボルトレートはパワーユニット(PU)の交換作業の影響でセッションの開始が遅れた。データ上の周回数は2周にとどまり、タイムを記録できたのは1周だけだった。キャデラックのセルジオ・ペレスも1周で走行を終えており、PlanetF1は同車にフェラーリ製PUの交換が必要になったと伝えている。母国の観衆の前での走行機会が限られたことになる。
レッドブル勢では、フェルスタッペンがターン1ではらんだ際に「ブレーキがひどい」と無線で不満を口にしたと、PlanetF1は伝えている。Autosportによると、アジャールも自身のマシンについて「この週末に乗った中で最悪のマシンだ。ひどい」と語った。フェルスタッペンはFP3で5番手に入り、アジャールはロングラン平均で3番目に速かった。タイムと乗り手の評価が食い違う形だ。
PlanetF1によれば、フェルスタッペンとリアム・ローソンは、FP2での接触をスチュワードが「不器用」と判断したことで、土曜に1グリッド降格のペナルティを受けて臨んでいる。予選では、ノリスとアントネッリのポール争いに加え、フェラーリがロングランの強さを予選のペースに結びつけられるかが焦点となる。ハースは、初めて予選に臨む平川がどこまでベアマンとの差を詰められるかが注目点だ。
詳しくは元記事をご確認ください。
出典:Autosport(イギリス/英語) 2026-10-31 F1 Mexico GP: Norris tops final practice by 0.001s from Antonelli
出典:PlanetF1(イギリス/英語) 2026-10-31 Mexican GP: Norris fastest in FP3 amid shock Ocon decision
出典:OpenF1(公開データ)(国際/英語) 2026-11-01 OpenF1 API (session data)
出典:Jolpica-F1(公開データ)(国際/英語) 2026-11-01 Jolpica-F1 API (results)
データ:OpenF1・Jolpica-F1(いずれも CC BY-NC-SA 4.0)、公式リザルトと各社の報道をもとにした、F1公式・FIA・各チームとは無関係の非公式の分析です。
※翻訳は生成AIを利用したため、意図が違う場合もあります。