マレーシア、F1カレンダー復帰を検討 セパン開催のバーレーンGPに延べ約26万人、経済効果は約9億5000万リンギット
2026年10月2〜4日にセパン・インターナショナル・サーキット(SIC)で行われたF1バーレーンGPを受け、マレーシア政府がF1の定期開催への復帰を検討している。アンワル・イブラヒム首相は開催期間中、常設開催について「協議している」と述べた。
本来バーレーンで開催される予定だった同GPは、中東情勢の悪化を理由に延期となり、2026年7月にF1、国際自動車連盟(FIA)、マレーシア・バーレーン両政府の合意でセパン開催が発表された経緯がある。マレーシアでのF1開催は2017年の最終回以来9年ぶりで、今回は2026年限りの取り決めだ。
首相が示した「協議中」の姿勢
The Starによると、アンワル首相はレース週末のグリッドウォーク中、元F1ドライバーでSky Sports F1解説者のマーティン・ブランドルから、マレーシアでF1を常設開催できるかと問われた。首相は「楽しみにしている。協議しているところだ」と答えたという。あわせて来場者に対し、会場周辺の地元商人を支援するよう呼びかけた。
同紙によれば、会場外の「Litar Rasa Madani Carnival」には約40の飲食店が出店した。首相の発言は、F1開催を観光客の消費だけでなく、地元事業者の収益にもつなげたいという意図を示すものだ。
セパンでは1999年から2017年まで、マレーシアGPが計19回開催されていた。今回の代替開催はその復活ではなく単発の措置で、決定や具体的な日程は示されていない。
延べ来場者は約26万1000人、決勝日は約10万3000人
The Vibesが10月14日に伝えたところでは、モハマド・タウフィック・ジョハリ青年・スポーツ大臣が議会への書面回答で数字を明らかにした。延べ来場者は約26万1000人で、決勝日だけで約10万3000人。チケット販売は推定9万7000枚超だった。
海外からの観光客は5万人超、外国人労働者は約5000人。世界での放送視聴者は推定8億2700万人とされる。経済効果は、F1運営会社(FOM)の情報に基づき約9億5000万リンギット(約368億円)近くと説明された。
Bernamaが開催前の9月29日に伝えたSIC最高経営責任者(CEO)アザン・シャフリマン・ハニフ氏の話では、3日間通し券は約9万5000枚が売れ、約半数が海外からの購入者だった。バーレーン・インターナショナル・サーキット(BIC)のCEOは、マレーシアへの経済効果を約2億4000万米ドル(約9億7900万リンギット)と見込んでいた。実績の発表値は、この事前見込みとほぼ同水準となった。
費用対効果の評価が今後の判断材料に
今回はバーレーン側が開催権料を負担したため、マレーシアは権料を負わずに効果を得られた。The Vibesは、この点を踏まえた発表だと伝えている。
タウフィック大臣によると、SICは費用対効果を評価するためコンサルティング会社を任命した。評価は大会終了後に始まっており、結果はマレーシアがF1を定期的に開催すべきかどうかを判断する材料になる。
今回の数字は権料なしの条件で得られたものだ。定期開催では権料の負担が加わるため、焦点はコンサルタントの評価で、自国負担を前提にした収支がどう示されるかに移る。
詳しくは元記事をご確認ください。
出典:autosport web(GrandPrix.com配信) 2026-10-17 マレーシア、F1復帰を検討 バーレーンGP代替開催の経済効果は約368億円
出典:The Star(マレーシア・英語) 2026-10-05 Sepang back on F1 track
参考:The Vibes(マレーシア・英語) 2026-10-14 RM950m F1 windfall puts Sepang return under review
参考:Bernama(マレーシア・英語) 2026-09-29 Sepang F1 interview with SIC CEO
※翻訳は生成AIを利用したため、意図が違う場合もあります。