アストンマーティンAMR26はPU以外なら予選上位の可能性 The Raceが数字で分析、ホンダPUの出力差が主因とみる
英The Raceのマーク・ヒューズ氏は10月16日付の分析で、アストンマーティンのAMR26は、パワーユニット(PU)の差を除けば、直近のレースでポールポジション争いに加われた可能性があるとの見方を示した。同誌によると、ホンダ製PUとの提携には緊張が生じているとされ、予選Q1敗退が続くなかでの検証だ。
マレーシアのセパンでは両車が初めてQ2に進出したが、翌週のシンガポールでフェルナンド・アロンソはターボが壊れていると感じ、Q1で敗退した。ホンダは故障を確認できなかったと報告している。ヒューズ氏はGPSデータから、全開区間(主にストレート)でのタイムロスを測り、シャシーとPUの寄与を切り分けた。
GPSデータで分けたシャシーとPUの差
手法は、ポールのマシンとの差のうち、全開区間で失った分をPUの影響、残りをシャシーの影響とみなすものだ。セパンでは、ポールのマックス・フェルスタッペンと12番手のアロンソの差が2.090秒。全開区間では2.238秒を失っており、コーナーではむしろポールカーより速かった計算になる。PUが同等なら0.15秒程度の差で、ポール争いに加われたとの推論だ。
| サーキット | 全開区間の差 | PU/シャシーの配分 |
|---|---|---|
| ハンガロリンク | 1.291秒 | 49.6%/50.4% |
| ザントフォールト | 1.476秒 | 59.3%/40.7% |
| モンツァ | 3.127秒 | 92.9%/7.1% |
| バクー | 1.854秒 | 47%/53% |
| セパン | 2.238秒 | 101%/-1% |
| シンガポール | 3.22秒 | 113%/-13% |
ヒューズ氏の分析では、シーズン中盤は上位チームが開発を重ねる一方、AMR26は開幕仕様のままで競争力が落ちたという。ハンガリーでの唯一のアップデートで大きく改善し、それ以降のシャシーは着実に向上したとみている。
アップデートのたびに悪化したPU
一方、PUは逆の傾向にある。ザントフォールトに投入した1回目の改良(ADUO 1)では、全開区間の差が広がり、ホンダもドライバビリティ(出力の扱いやすさ)の進歩を失ったと認めた。バクーからの2回目(ADUO 2)はターボを改良したが、シンガポールの連続コーナーでスロットル応答が極端に悪化し、出力供給が不安定になったという。
ヒューズ氏は、ハンガリー以降のAMR26をPUが同等なら「Q2上位からQ3下位」の車と位置づけ、セパン以降はQ3に進める車だった可能性があるとみる。アロンソもザントフォールトで9位に入った後、「素晴らしい。運転して楽しい車だ」と語っていた。
数字の限界とホンダとの協議
ヒューズ氏は、この数字が厳密ではないと断っている。
セッション間の路面改善、予選で遅い車が全開で走り速い車がタイヤとパワーを温存する点、ダウンフォース設定による比率の変化が影響する。MGU-Kをフロント側に置くホンダ独自の構造が、コーナリング性能を実際以上に良く見せている可能性もあり、メルセデスやレッドブルの強力なPUを積めば、この優位性は失われるかもしれないという。
この分析は、チームとホンダの協議の中心になるとされる。PUの出力とドライバビリティをどこまで改善できるかが、焦点となる。
詳しくは元記事をご確認ください。
出典:The Race(英国・英語) 2026-10-16 Aston Martin’s F1 pole potential in extraordinary figures
※翻訳は生成AIを利用したため、意図が違う場合もあります。