カマラ、F1初予選で2度クラッシュも13番手 小松代表は「契約は正解」と速さを評価、決勝は「事故を起こさない」と誓う
2026年のF1第20戦サンパウロGPの予選が、現地時間7日にインテルラゴスで行われ、ハースのラファエル・カマラが自身初のF1予選を13番手で終えた。難しいウエット路面でQ1とQ2の両方でマシンを壊したが、予選通過と速さの両面で存在感を示した。決勝は他車のパワーユニット(PU)交換によるグリッド降格で、11番グリッドからのスタートとなる。
小松礼雄チーム代表はルーキーの走りを高く評価し、「契約は正解」と語ったと伝えられている。一方のカマラは、決勝でクラッシュを避けてクリーンに走ることを誓った。
Q1の360度スピンからQ2進出まで
オートスポーツwebによると、カマラはウエットの難しい条件のQ1で360度スピンを喫し、バリアに接触した。それでも自力でピットに戻り、フロントウイングとタイヤを交換してコースへ復帰。最後のアタックで自己ベストを更新し、Q2へ駒を進めた。
F1公式サイトの談話では、Q1でのスピンは水たまりによるアクアプレーニング(タイヤが水膜に乗って操舵不能になる現象)が原因とされる。小松代表はこの場面について、スピンしながらも脱出して突破した点を評価している。
Q2で見せた「速すぎた」ペース
Q2の前半、ウエットタイヤでの走行ではチームメイトのオリバー・ベアマンより速いタイムを出した。インターミディエイト(浅溝の雨用タイヤ)に替えて記録した自己ベストの1分31秒470は、ターン8のトラックリミット違反で取り消された。
最後のアタックラップでは、最終コーナーとなるターン12でクラッシュし、赤旗中断の末にQ2は終了した。GrandPrix.comの掲載データでは、カマラの最終的な予選結果は13番手、タイムは1分31秒515となっている。
| ドライバー | 予選順位 | タイム |
|---|---|---|
| オリバー・ベアマン | 8番手(Q3進出) | 1分29秒831 |
| ラファエル・カマラ | 13番手 | 1分31秒515 |
小松代表の評価とカマラの決意
小松代表は、Q1突破を見事だったと評価した。Q2については「速すぎたのかもしれません」と述べ、極端な条件はルーキーには厳しかったとして、気持ちの切り替えをチームが支える必要があると説明している。F1公式サイトによると、ベアマンのQ3進出についても「チーム全員が受けるに値する結果」という趣旨の評価を示した。
また、GrandPrix.comによると小松代表はFP3で暑い路面に苦しんだことに触れ、車の作動領域が十分に広くないと認めた。そのうえで、両ドライバーとも日曜のレースで十分に戦えるとの見方を示している。
カマラ自身は、最終コーナーでロックアップ(ブレーキによるタイヤの固着)を起こし、どうすることもできなかったと振り返った。ミスには失望しつつも、全体としては前向きなセッションだったと総括している。決勝については「明日はクラッシュしたくない」という趣旨の発言で、クリーンなレースを目指す考えを示した。
決勝は雨になる可能性が指摘されており、ウエットでの経験を重ねたカマラがミスなく走り切れるかが焦点となる。11番グリッドからポイント圏を狙えるかも、小松代表が評価した速さを結果につなげられるかにかかっている。
詳しくは元記事をご確認ください。
出典:オートスポーツweb 2026-11-08 F1初予選で13番手のカマラ、速さを発揮もクラッシュ2回「決勝では事故を起こさない」 小松代表は「契約は正解」と絶賛
参考:Formula1.com(英語) 2026-11-08 What the teams said – Qualifying in Brazil 2026
参考:GrandPrix.com(英語) 2026-11-07 Brazilian GP 2026 Saturday team quotes