サンパウロGP金曜 FP2はアントネッリが最速、FP1はノリスがトップ
2026年のF1サンパウロGP(ブラジル、インテルラゴス)のフリー走行1回目(FP1)と2回目(FP2)が、現地時間11月6日に行われた。FP1はランド・ノリス(マクラーレン)が1分11秒717で首位に立ち、FP2はキミ・アントネッリ(メルセデス)が1分10秒763でトップタイムを記録した。
FP1でアントネッリはノリスから0.082秒差の2番手につけ、FP2ではノリスを0.253秒上回った。FP2の2番手ノリスと3番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)の差は0.006秒で、上位勢は僅差だった。フリー走行は燃料量やエンジンモード、走行プランが各車で異なるため、順位がそのまま決勝の力関係を示すわけではない。
FP1:ノリスが首位、赤旗中断も
FP1はノリスが33周を走り、1分11秒717で最速となった。2番手はアントネッリの1分11秒799、3番手はフェルスタッペンで、トップとの差は0.236秒だった。4番手にルイス・ハミルトン(フェラーリ)、5番手にジョージ・ラッセル(メルセデス)、6番手にイサック・ハジャー(レッドブル・レーシング)が続いた。
上位6台は、トップから0.439秒以内に収まった。ここまでの6台と7番手ガブリエレ・ミニ(アルピーヌ)の間には、0.413秒の開きがあった。ミニの1分12秒569は、トップから0.852秒遅れの数字となる。
このセッションには、一部のチームで通常のレギュラードライバー以外が参加していた。マクラーレンのレオナルド・フォルナローリは11番手(1分12秒833)、フェラーリのディノ・ベガノビッチは21番手(1分14秒357)、アウディのフレディ・スレーターは22番手(1分14秒966)だった。これらの順位は若手の走行機会としての性格が強く、チーム間の力関係を測る材料としては限定的だ。
セッション中には赤旗が出された。レースコントロールの記録では、コルトン・ハータ(キャデラック)の赤旗違反が報告されたが、スチュワード(競技委員)は追加調査なしとした。フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)の第9コーナーでの黄旗違反も報告されたが、同じく追加調査なしだった。
FP2:アントネッリが0.253秒差でトップ
FP2はアントネッリが37周を走り、1分10秒763でトップに立った。2番手ノリスは1分11秒016、3番手フェルスタッペンは1分11秒022で、続くラッセルは1分11秒036(4番手)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は1分11秒084(5番手)だった。2番手から5番手までは0.068秒の中に収まっている。
タイヤ構成は各車で異なる。アントネッリはハードで走り出し、12周目からソフトに交換して最終スティントは15〜37周目の23周をソフトで走った。ノリスはハードとソフトを2回ずつ使い、フェルスタッペンは最後の12〜23周目をミディアムで走っている。ソフトを履いたタイミングや燃料量はチームごとに違うため、ベストタイムの差をそのまま実力差とみるのは難しい。
続いて6番手にハミルトン(1分11秒213)、7番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ、1分11秒483)が入った。フェラーリの2台はトップから0.450秒と0.720秒の差で、メルセデスとマクラーレンに続く位置だ。ハミルトンはミディアムとソフトを交互に使う構成で、35周を走った。
メルセデス勢とペースの比較
今回の2セッションで目立ったのは、アントネッリがチームメートのラッセルを上回った点だ。FP1では2番手と5番手、FP2では1番手と4番手と、いずれも先着した。
| セッション | アントネッリ | ラッセル |
|---|---|---|
| FP1 | 2番手 1分11秒799 | 5番手 1分12秒103 |
| FP2 | 1番手 1分10秒763 | 4番手 1分11秒036 |
ベストラップの差は、FP1が0.304秒、FP2が0.273秒だった。一方、データ上のクリーンラップ平均はFP2でアントネッリが1分14秒353、ラッセルが1分14秒795と、約0.44秒の差がある。ただし、この平均はタイヤの種類や燃料量が異なる走行を含むため、単純な比較はできない。
FP2の平均ペースでは、ノリスが1分14秒101、ピアストリが1分14秒312、ルクレールが1分14秒080と、アントネッリより速い数字を残した車も多い。ベストラップの順位と平均の順位が一致しないことは、各車の走行プランの違いを物語る。
中団以下の状況と予選に向けた焦点
FP2の8番手はガブリエル・ボルテレート(アウディ、1分11秒780)、9番手はハジャー(1分11秒839)、10番手はオリバー・ベアマン(ハース、1分11秒991)だった。FP1ではトップ10に入ったアルピーヌのミニが12秒台に留まっていたのに対し、FP2ではフランコ・コラピントが11番手(1分11秒996)、ピエール・ガスリーが14番手(1分12秒109)だった。
下位ではキャデラックのセルジオ・ペレスが20番手(1分13秒316)、バルテリ・ボッタスが21番手(1分13秒383)だった。トップのアントネッリとの差は2.5秒を超えている。
FP2ではトラックリミット違反によるタイム抹消が多く、第1コーナーでの違反が目立った。ラッセルの1分25秒201など複数のラップが取り消されており、予選ではコース幅の使い方が結果を左右する可能性がある。
次の予定は、11月7日(土)のFP3と予選だ。アントネッリを筆頭にしたメルセデス、僅差で続くマクラーレンとレッドブル・レーシングの3勢力が、どこまでセッティングを詰められるかが焦点となる。
詳しくは元記事をご確認ください。
出典:Formula 1(国際/英語) 2026-11-06 FP2: Kimi Antonelli tops the times from Lando Norris in second practice at Sao Paulo Grand Prix
出典:PlanetF1(英国/英語) 2026-11-06 F1 results: Brazilian Grand Prix 2026
出典:Motorsport Week(英国/英語) 2026-11-06 F1 2026 Sao Paulo Grand Prix – FP2 Results
出典:OpenF1(公開データ)(国際/英語) 2026-11-07 OpenF1 API (session data)
出典:Jolpica-F1(公開データ)(国際/英語) 2026-11-07 Jolpica-F1 API (results)
データ:OpenF1・Jolpica-F1(いずれも CC BY-NC-SA 4.0)、公式リザルトと各社の報道をもとにした、F1公式・FIA・各チームとは無関係の非公式の分析です。
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