アントネッリ、アメリカGPでの王座決定は「完璧な週末と相手の大不振が必要」 考えないようにしていると語る
2026年F1第18戦アメリカGP(オースティン)の木曜、メルセデスのキミ・アントネッリが、FIA公式記者会見に出席した。今季初めて、日曜の決勝で世界王者が決まる数学的な可能性がある立場だが、本人は「考えないようにしている」と冷静な姿勢を崩さなかった。
Motorsport.com(スペイン語版)によると、20歳のイタリア人ドライバーは今季8勝を挙げ、通算340点で首位に立つ。2位のチームメイト、ジョージ・ラッセルとは102点差、3位のルイス・ハミルトン(フェラーリ)とは111点差。残り5戦の段階でタイトル決定の可能性が生じたのは今季初めてだ。
王座決定に必要な「三重の条件」
EFE通信がInfobae経由で伝えたところでは、アントネッリが初タイトルを決めるには、日曜のアメリカGPで次の条件がすべてそろう必要がある。
- アントネッリが優勝する
- ラッセルが9位以下でフィニッシュする(上位に入らない)
- 総合3位のハミルトンが5位以内に入らない
この条件が満たされなければ、決定の機会は翌週のメキシコシティGPに移り、それでも決まらなければ次の機会は11月8日のサンパウロGP(ブラジル)となる。EFE通信は、アメリカGPから続く3週連続開催の最後にあたるサンパウロでも、遅くともそこで戴冠する可能性があると伝えている。Motorsport.comは、メルセデスの今季の戦闘力を考えれば、ラッセルとハミルトンがともに大きく失速する組み合わせは特に実現しにくいと指摘している。
直前のシンガポールGPでは、フェルスタッペン(レッドブル)が優勝し、アントネッリは3位だった。エンジン交換の制裁で最後尾から出たラッセルは9位まで挽回し、ハミルトンは6位だった。こうした結果が、ポイント差を現在の水準に保っている。
「考えるとおかしな話」本人が語った心構え
会見でアントネッリは、ライバルに破滅的な結果が必要だという状況について、完璧な週末を過ごし、さらに相手側が極端に悪い結果になる必要があり、起こりにくいと説明した。そのうえで、考え始めると「おかしな話になる」ため、あえて考えないようにしているという趣旨を語った。
木曜にはエンジニアのピーター・ボニントンと話し合い、「楽しむべきだ」という結論に至ったという。優勝すれば1953年のアルベルト・アスカリ以来73年ぶり、史上3人目のイタリア人王者となる。ハミルトンの隣で、タイトルは「夢だ」と述べたうえで、「まだ終わっていない」ため、まず仕事を終えてから楽しむと話した。
ハミルトンは7度の王者で、アントネッリが幼少期に憧れた存在であり、メルセデスでの前任者でもある。
舞台はCOTA、焦点は日曜の決勝
オースティンのCOTAは1周5.513km、56周で争われる。ハミルトンは米国GPで通算6勝、うち5勝を同地で挙げており、昨年はフェルスタッペンが同地4勝目を飾った。
今回の条件はアントネッリ自身の勝利に加え、2人のライバルの不振まで要求する厳しいものだ。ラッセルとの102点差がある一方、アメリカGPでの条件が厳しいことから、決定の機会はメキシコシティ、サンパウロと続くとみられ、日曜はまず優勝を積み上げられるかが焦点となる。
詳しくは元記事をご確認ください。
出典:Motorsport.com(スペイン語版)(スペイン/スペイン語) 2026-10-22 Antonelli declaraciones jueves Austin 2026
出典:Infobae(EFE配信)(スペイン語) 2026-10-22 Antonelli dispone en Austin de su primera bola de mundial
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