サインツ「中東でシーズンを終えられるか納得しにくい」 カタール・アブダビ最終2戦に懐疑的
2026年のF1第19戦アメリカGPの木曜会見が、現地時間22日にオースティンで行われた。ウィリアムズのカルロス・サインツが、最終2戦となるカタールGPとアブダビGPが予定どおり開催されるかについて、「いま納得するのは非常に難しい」との認識を示した。
中東情勢をめぐっては、FIA(国際自動車連盟)のモハメド・ベン・スレイエム会長が20日時点の情報として「2戦は開催される」と述べていた。サインツはこれと距離を置き、中東での出来事と11月3日の米中間選挙を理由に挙げた。F1ドライバーズ組合(GPDA)のディレクターとしてではなく、あくまで個人の立場での発言だという。
会見で語った懸念の中身
The RaceとRaceFansによると、サインツは中東の状況と米中間選挙が、事態を短期間で変えうる要因になると説明した。Crash.netは、選挙後に攻撃が増えるとの見方があることも伝えている。サインツは、そうした中で今の時点から開催を確信するのは「relatively premature(比較的時期尚早)」だと語った。
一方でサインツは、ドライバーの立場にも触れた。政治・安全面の情報は、F1やFIAのほうが多く握っているため、ドライバーは両者の判断に従いつつ、状況が動いたときには対応できる姿勢でいるべきだという趣旨だ。開催そのものに反対したわけではなく、現時点の見通しの確かさに疑問を呈した形だ。
発言のあと、ウィリアムズは声明を出した。サインツはFIAとF1が安全を最優先すると信頼しており、チームもカタールとアブダビでのレースを楽しみにしているという内容だ。個人の懸念と、チームとしての立場を切り分けた対応となった。
2戦をめぐるこれまでの経緯
今季の中東ラウンドは、イランをめぐる戦争の影響を大きく受けてきた。RaceFansによると、4月にバーレーンGPとサウジアラビアGPが中止となり、バーレーンはその後マレーシアで開催された。
RaceFansは、ステファノ・ドメニカリCEOが決定期限を9月半ばとしていたものの、決定は発表されていないと書く。一方、Crash.netは、F1の期限は10月半ばだったとし、F1は中東での閉幕という計画を変えていないと伝えている。期限の時期は媒体によって食い違う。F1とFIAは開催方針を繰り返し示しており、イタリアのイモラが代替の最終戦として用意されているという。
カタールGPのロサイル・インターナショナル・サーキットは、11月のF1カタールGPと日程変更後のMotoGP戦を告知するプレスリリースを出している。開催側が準備を進めていることがうかがえる。
他のドライバーの反応
同じ会見で、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、ドライバーはFIAとF1を信頼し、助言に従うと述べた。The Raceによると、フランコ・コラピントは両者の決定に不満はないとし、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)は決定は自分の手の及ばないところにあり、運転に集中すると語った。
ドライバーの見方はおおむね「運営側の判断に従う」で一致しており、サインツの発言が異なるのは、開催への確信度に踏み込んだ点だ。今後は、F1とFIAが最終2戦について、予定どおりの開催か代替案への切り替えかを、どの時点で示すかが焦点となる。選挙日の11月3日が、情勢を見極める一つの節目になる。
詳しくは元記事をご確認ください。
出典:The Race(英国・英語) 2026-10-22 'Very difficult' to be convinced Middle East races go ahead – Sainz
出典:RaceFans(英国・英語) 2026-10-22 “Difficult to be convinced” F1’s Qatar and Abu Dhabi rounds will happen
出典:Crash.net(英国・英語) 2026-10-22 Carlos Sainz casts doubt on F1 season ending in Middle East with ‘premature’ verdict
※翻訳は生成AIを利用したため、意図が違う場合もあります。