ホンダの折原GM、アメリカGPでターボラグ抑制の最適化を確認「週末を通してPUのトラブルなし」
2026年F1アメリカGPの決勝が、米テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われた。アストンマーティン・ホンダはフェルナンド・アロンソが16位、ランス・ストロールが15位でフィニッシュした。
2台ともノーポイントに終わったが、ホンダ・レーシング(HRC)の折原伸太郎トラックサイド・ゼネラルマネージャー(GM)兼チーフエンジニアは、週末を通してパワーユニット(PU)にトラブルがなかったと総括した。オートスポーツwebによると、折原GMはシンガポールGP後にターボラグの抑制とドライバビリティ(扱いやすさ)の最適化を進めており、その効果をアメリカGPで確認できたという。順位は厳しい結果だったが、PU面ではトラブルなく走り切った週末となった。
折原GMが語った最適化の手応え
折原GMのコメントの要旨は、アメリカGPの週末をPUトラブルなく終えられたこと、そしてシンガポールGP後に取り組んだ最適化が実際に効果を示したことだ。フリー走行から予選までスムーズに進み、決勝でもエンジンは一貫して機能したという。ターボラグとは、アクセルを踏んでからターボが効き始めるまでの遅れのことで、コーナー脱出時の加速の出方に直結する。
今回得た知見は、来年このサーキットを再び走る際に活かす方針だ。なお、改善の度合いを示す具体的なタイム差や数値は示されていない。
アロンソは序盤の接触で後退、ストロールはピットレーンスタート
アロンソは予選12番手から決勝に臨んだ。しかし1周目にアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)と接触してフロントウイングを損傷し、交換のため予定より1回多いピットストップを強いられて順位を落とした。結果は16位だった。
ストロールは、予選後にマシンの損傷修復とセットアップ変更を行い、同時にPUエレメントも交換した。パルクフェルメ(予選後にマシンへの変更が制限される状態)下での作業だったため、ピットレーンからのスタートとなった。2ストップ戦略で走り、15位でアロンソのひとつ前でゴールした。
交換したのは、シーズン6基目の内燃機関(ICE)、7基目のターボチャージャー(TC)、8基目のエナジーストア(ES)、7基目のコントロールエレクトロニクス(PU-CE)、9基目のPU補助コンポーネント(PU-ANC)だ。
- アロンソ:予選12番手、決勝16位
- ストロール:ピットレーンスタート、決勝15位
順位に表れにくい進歩
アロンソの順位は1周目の接触という走行以外の要因で大きく左右されており、15位・16位という結果だけでPUの出来を測ることはできない。トラブルなく走り切れたという折原GMの説明は、そうした状況でも信頼性と扱いやすさの面で改善が進んでいることを示している。
次戦はメキシコシティGP。標高の高いサーキットでPUがどう働くかも含め、アメリカGPで確認した最適化の効果がどこまで続くかが焦点となる。
詳しくは元記事をご確認ください。
出典:オートスポーツweb 2026-10-26 ホンダの折原GM、アメリカGPは最適化の効果を確認「週末を通してPUのトラブルなし」