キャデラック、メキシコGPのFP1でハータを5度目起用 ボッタスに代わり、スーパーライセンスの不足1点を狙う
キャデラックは、F1第20戦メキシコシティGPのフリー走行1回目(FP1)で、バルテリ・ボッタスに代えてテスト兼開発ドライバーのコルトン・ハータを走らせると発表した。FP1は現地時間10月30日(金)12時30分に始まる60分間で、ハータにとっては今季5度目のFP1出走となる。
26歳のアメリカ人ドライバーは、F1に出走するために必要なスーパーライセンス40点のうち、キャデラックの計算で39点を持つ。メキシコで規定の距離を走り切れば、不足していた最後の1点に届く見込みだ。
24周という条件と、39点か38点かという食い違い
スーパーライセンスの点数をFP1の走行で得るには、セッション中に100km以上を走る必要がある。メキシコのエルマノス・ロドリゲス・サーキットは1周4.304kmで、23周では98.992km、24周なら103.296kmとなる。つまり、ハータに求められるのは24周以上の走行だ。
ハータは過去のFP1で、バルセロナ、ハンガリー、アメリカの各GPで点数を積み上げてきた。一方、9月のイタリアGPではペレスの代役として走ったものの、油圧系のトラブルで5周(約25km)にとどまり、加点には至らなかった。RacingNews365によると、5回の起用はいずれもチームの計画に沿ったものだ。
点数の内訳をめぐっては、報道に食い違いがある。Grande Prêmioの整理では、インディカーでの2023年10位が1点、2024年2位が30点、2025年7位が4点で計35点。ここにFP1の3回分(3点)を足すと38点になり、キャデラックが示す39点より1点少ない。広報担当者はこの1点の根拠を説明しておらず、いずれの数字もFIAが公式に認めたものではない。キャデラックの数字が正しければ24周でちょうど40点に届くが、38点が正しければ39点にとどまる計算だ。
2026年末で失効する30点と、2027年のシート争い
ハータが今年中の取得を急ぐ理由は、2024年のインディカー準優勝で得た30点が2026年末で失効するためだ。PlanetF1によると、メキシコで届かなかった場合の次の機会はブラジルで、ラスベガスにはリスクがあるという。本人は同サイトに対し、どれだけ近いかは分からないが、あと1点に迫っていると思う、と話している。
ハータは今季、インディカーからF2に移ったが、ここまでの順位は19位でポイントは獲得していない。TopNewsによると、本人はF2について「がっかりしている」と認めつつ、F1参戦は今も目標だとしている。2022年にF1昇格の話が出た際には、FIAが点数不足の特例を認めず実現しなかった経緯もある。
2027年の布陣は決まっていない。セルジオ・ペレスは2029年までの新契約を結んだ一方、PlanetF1は、ボッタスが2026年のみの契約に2027年のオプションが付く形で、安定性を重視すれば第一候補はボッタスだと伝えている。マルチン・ブドコフスキー代表はアメリカGPで、ドライバー変更の可能性を否定しなかった。日本のTopNewsは、ボッタスの去就が不透明ななかで角田裕毅の名前も候補として取り沙汰されていると触れているが、本人や関係者の発言は示されていない。
今週末の焦点
メキシコのFP1では、キャデラック以外にもメルセデス、アルピーヌ、ウィリアムズ、アウディ、アストンマーティンが代役を起用し、全員がFP2で正規ドライバーに戻る予定だ。標高約2,240mの薄い空気はターボや冷却系に負荷をかけるため、ハータがトラブルなく24周を走り切れるかが焦点となる。点数を得たとしても、キャデラックがボッタスやペレスを外す義務が生じるわけではなく、2027年の判断は資格取得後のチームに委ねられる。
詳しくは元記事をご確認ください。
出典:PlanetF1(英国・英語) 2026-10-24 Colton Herta Cadillac F1 super licence
出典:Grande Prêmio(ブラジル・英語) 2026-10-28 Cadillac confirms Herta for Mexico FP1 as dispute over F1 super licence points continues
出典:TopNews 2026-10-29 角田裕毅にもチャンスはあるか キャデラックF1で「あと1点」獲得へ、有力候補ハータがF1資格取得目前
参考:RacingNews365(オランダ・英語) 2026-10-27 Colton Herta set to finally earn superlicence with latest Cadillac F1 outing
※翻訳は生成AIを利用したため、意図が違う場合もあります。